退職されたご夫婦がカフェをオープンするにあたり、ご自宅の隣の敷地に喫茶店を計画しました。
当初は単独の店舗を希望されましたが法規上建てることができないため、店舗併用住宅として喫茶店部分を増築し自宅とは縁を切った単独の建物に見えるよう形状や外装を考慮しています。
周囲は閑静な住宅街のため道路から奥まった位置にボリュームを抑えた外観となっています。
お店に入ると屋根の勾配なりに高い天井となっていて、小さいながら広がりを感じる空間となっています。
ツーバイ材の小屋組を化粧で見せることで、ローコストでラフでありながら木の暖かさのある雰囲気となるよう心がけました。
前を通る人たちが自然と足がむかい幸せな時間を過ごせる「ちいさいおうち」のようなお店を目指しました。